社会福祉士国家試験の練習問題20問【無料・全問解説つき】

社会福祉士の一問一答を20問そろえました。すべてに解説をつけています。答えは各問の「答えと解説を見る」を押すとその場で開きます。

最終更新:2026年8月9日

ご利用にあたって:本ページおよびアプリ「シャフクトール」は、政府・試験実施機関のいずれとも関係のない、個人開発の非公式サイト・アプリです。 掲載しているのは過去問ではなく、公的機関の公表資料をもとに当方が作成したオリジナル問題です。 実際の試験の出題内容・形式・基準は、必ず試験実施機関の公式発表をご確認ください。

この20問について

  1. アプリに収録している問題からの見本です。アプリ本体には、同じ形式の問題を科目ごとにひととおり収録しています。
  2. 科目がかたよらないように選んでいます(各科目の先頭から順ぐりに取得)。得意・不得意のあたりをつける用途に向いています。
  3. 解説は「なぜ他の肢が違うのか」まで書いています。1問で複数の論点を回収できるようにするためです。

問1ソーシャルワークの基盤と専門職

ソーシャルワーク専門職のグローバル定義に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 西洋で発展した理論のみを基盤とし、地域・民族に固有の知は専門職の基盤から排除するとしている
  2. 定義は各国が独自に定めるものとされ、国際的な定義は存在しない
  3. 社会変革と社会開発、社会的結束、人々のエンパワメントと解放を促進することを掲げている
  4. 個人の心理的問題の治療のみを中核的な任務として掲げている
  5. 専門職の権威を高めることを第一の目的として掲げている
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正解:3

2014年のグローバル定義は、社会変革・社会開発・社会的結束、エンパワメントと解放の促進を中核任務とする。

  • 1:誤り。地域・民族固有の知を重視する旨が明記されている。
  • 2:誤り。国際ソーシャルワーカー連盟等が採択した国際的定義がある。
  • 3:正しい。社会変革・社会開発・社会的結束の促進と、人々のエンパワメント・解放が中核任務とされる。
  • 4:誤り。個人への働きかけに加え、社会構造への働きかけを重視している。
  • 5:誤り。定義は人々の福利の増進を目的としており、専門職の権威向上を掲げてはいない。

問2ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)

ソーシャルワークの実践におけるジェネラリストの視点に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. ジェネラリストの視点では多職種連携を扱わない
  2. 分野ごとに全く異なる価値と倫理を用いる立場である
  3. 対象や場面を限定せず、共通の枠組みで個人から地域・制度までを連続的に捉える
  4. 特定の分野に特化した専門的な技術のみを用いて支援を行うことを意味する立場である
  5. 個人への直接援助のみを対象とする視点である
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正解:3

ジェネラリスト・ソーシャルワークは、共通の価値・知識・技術に基づき、対象や実践レベルを問わず一貫した枠組みで実践する。

  • 1:誤り。多職種・多機関との連携は中核的な要素である。
  • 2:誤り。共通の価値・倫理を基盤とする点に特徴がある。
  • 3:正しい。共通基盤に立ち、ミクロからマクロまでを連続的に捉える。
  • 4:誤り。特定分野への特化はスペシフィックな実践の説明である。
  • 5:誤り。個人・集団・地域・制度のすべてを射程に入れる。

問3ソーシャルワークの理論と方法

ソーシャルワークの援助過程の順序として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. ケースの発見 → インテーク → アセスメント → 介入 → プランニング → モニタリング → 終結と事後評価
  2. ケースの発見 → インテーク → アセスメント → プランニング → 介入 → モニタリング → 終結・評価
  3. アセスメント → インテーク → プランニング → 終結 → 介入 → モニタリング
  4. プランニング → アセスメント → インテーク → 介入 → 終結 → モニタリング
  5. インテーク → プランニング → アセスメント → モニタリング → 介入 → 終結
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正解:2

援助過程は、発見・インテーク・アセスメント・プランニング・介入・モニタリング・終結と評価という循環的な流れをたどる。

  • 1:誤り。介入は支援計画(プランニング)を立てた後に行われる。
  • 2:正しい。この順序が援助過程の基本的な流れである。
  • 3:誤り。アセスメントは受理面接(インテーク)の後に行われる。
  • 4:誤り。プランニングはアセスメントを踏まえて行う。
  • 5:誤り。プランニングの前にアセスメントが必要である。

問4ソーシャルワークの理論と方法(専門)

事例に応じたアプローチの選択に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 統合的な視点はソーシャルワークでは否定されている
  2. 課題や状況に応じて複数のアプローチを組み合わせて用いることができる
  3. 一つのアプローチを選んだら、支援が終わるまで他の視点は用いてはならない
  4. アプローチは援助者の好みで固定的に選ぶべきである
  5. アプローチの選択に本人の意向を反映させる必要はない
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正解:2

ジェネラリストの視点では、状況とニーズに応じて複数のアプローチを折衷的・統合的に用いる。

  • 1:誤り。統合的・折衷的な実践は広く受け入れられている。
  • 2:正しい。状況に応じて複数のアプローチを組み合わせて用いる。
  • 3:誤り。単一のアプローチに固執することは柔軟性を欠く。
  • 4:誤り。援助者の好みではなく、本人の状況と必要性に基づいて選ぶ。
  • 5:誤り。本人の意向と納得は選択の前提である。

問5保健医療と福祉

医療提供施設に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 特定機能病院は都道府県知事が承認する
  2. 診療所には入院設備を設けることが認められていない
  3. 助産所は医療提供施設には含まれない
  4. 地域医療支援病院は都道府県知事の承認を受け、かかりつけ医等を支援する役割を担う
  5. 地域医療支援病院は厚生労働大臣の承認を受け、高度医療の提供と研修を担う病院である
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正解:4

地域医療支援病院は都道府県知事が承認し、特定機能病院は厚生労働大臣が承認する。

  • 1:誤り。特定機能病院を承認するのは厚生労働大臣である。
  • 2:誤り。19人以下の患者を入院させる施設を有する診療所がある。
  • 3:誤り。助産所も医療法上の医療提供施設に含まれる。
  • 4:正しい。都道府県知事の承認による、かかりつけ医を後方支援する病院である。
  • 5:誤り。承認するのは都道府県知事であり、高度医療の提供と研修を担うのは特定機能病院である。

問6児童・家庭福祉

児童福祉法における児童の定義に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 満18歳に満たない者すべてをいい、乳児・幼児・少年に区分される
  2. 満20歳に満たない者をいい、乳児・幼児・少年の3つに区分される
  3. 満15歳に満たない者をいい、区分は設けられていない
  4. 小学校就学の始期から18歳までの者をいう
  5. 児童福祉法には児童の定義は置かれていない
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正解:1

児童福祉法第4条は児童を満18歳に満たない者とし、乳児(1歳未満)・幼児(1歳〜就学前)・少年(就学始期〜18歳未満)に区分する。

  • 1:正しい。満18歳未満を児童とし、乳児・幼児・少年に区分している。
  • 2:誤り。児童福祉法上の児童は満18歳未満である。
  • 3:誤り。満18歳未満であり、3つの区分が定められている。
  • 4:誤り。就学前の乳児・幼児も児童に含まれる。
  • 5:誤り。児童福祉法第4条に定義規定がある。

出典の該当箇所:児童福祉法第4条

問7刑事司法と福祉

更生保護制度に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 更生保護は法務省ではなく厚生労働省が所管している
  2. 更生保護は犯罪をした者の処罰を目的とする制度である
  3. 更生保護には民間の協力者が関わることはない
  4. 保護観察、生活環境の調整、更生緊急保護、恩赦などが更生保護の内容に含まれる
  5. 更生保護の内容は、刑務所内での刑務作業や生活指導などの施設内処遇に限られている
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正解:4

更生保護法に基づき、保護観察・生活環境の調整・更生緊急保護・仮釈放等・恩赦などが行われる。

  • 1:誤り。更生保護は法務省が所管する。
  • 2:誤り。更生保護は再犯防止と改善更生・社会復帰の支援を目的とする。
  • 3:誤り。保護司、更生保護施設、協力雇用主など民間の協力が制度の基盤となっている。
  • 4:正しい。保護観察、生活環境の調整、更生緊急保護、仮釈放、恩赦などが更生保護の内容である。
  • 5:誤り。矯正施設内の処遇は矯正の領域であり、更生保護は社会内処遇を担う。

問8医学概論

世界保健機関(WHO)憲章における「健康」の定義として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない
  2. 身体のすべての器官が医学的な検査で異常を示さず、就労が可能な状態のことをいう
  3. 疾病がなく、かつ日常生活動作を他者の介助なしに行うことができ、就労にも支障のない状態のことをいう
  4. 本人が主観的に満足しており、医療機関の受診を必要としない状態のことをいう
  5. 平均寿命まで生存する見込みがあり、要介護状態にない状態のことをいう
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正解:1

WHO憲章前文の定義は「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態」であり、病気でないことだけを指すものではない。

  • 1:正しい。WHO憲章前文は健康を身体・精神・社会の三側面が良好な状態と定め、疾病の不存在に限らないと明記している。
  • 2:誤り。検査値の正常や就労可能性は健康の一要素にすぎず、WHOの定義は精神的・社会的側面を含む。
  • 3:誤り。日常生活動作の自立や就労の可否は健康の指標の一つだが、WHO憲章の定義には含まれていない。
  • 4:誤り。主観的満足のみを基準にしておらず、また受診の要否は定義の要素ではない。
  • 5:誤り。平均寿命や要介護状態はWHO憲章の健康の定義には登場しない。

出典の該当箇所:WHO憲章前文

問9地域福祉と包括的支援体制

社会福祉法に規定する「地域福祉の推進」に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 地域福祉の推進は社会福祉協議会の専属的な役割とされている
  2. 地域住民は地域福祉の対象であって、推進主体には含まれない
  3. 地域福祉の推進に関する規定は社会福祉法には置かれておらず、介護保険法と老人福祉法に定められている
  4. 地域住民、社会福祉を目的とする事業を経営する者、社会福祉活動を行う者が相互に協力して推進する
  5. 地域福祉の推進主体は市町村に限定されている
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正解:4

社会福祉法第4条は、地域住民等が相互に協力して地域福祉の推進に努めなければならないと定める。

  • 1:誤り。社会福祉協議会は中心的な役割を担うが、専属ではない。
  • 2:誤り。地域住民は地域福祉の推進主体として明記されている。
  • 3:誤り。地域福祉の推進は社会福祉法第4条に定められている。
  • 4:正しい。地域住民・事業経営者・社会福祉活動を行う者の三者が推進主体とされる。
  • 5:誤り。市町村だけでなく地域住民等も推進主体である。

出典の該当箇所:社会福祉法第4条

問10心理学と心理的支援

オペラント条件づけに関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 強い恐怖体験を一度経験すると、意識しなくても同じ場面を回避するようになる
  2. 他者が褒められている場面を観察することで、その行動を学習するようになる
  3. 同じ刺激を繰り返し受けるうちに、その刺激への反応が徐々に弱まっていく
  4. 犬にベルの音を聞かせた後に餌を与えることを繰り返すと、音だけで唾液が出るようになる
  5. 自発した行動の直後に報酬が与えられると、その行動の生起頻度が高まっていく
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正解:5

オペラント条件づけは、自発的行動の後に生じる結果(強化・罰)によって行動頻度が変化する学習である。

  • 1:誤り。一度の恐怖体験による回避学習は古典的条件づけとトラウマ反応の説明で、オペラントの定義ではない。
  • 2:誤り。他者の行動観察による学習はバンデューラの観察学習(モデリング)である。
  • 3:誤り。刺激の反復で反応が弱まるのは馴化(慣れ)であり、オペラント条件づけとは異なる。
  • 4:誤り。これはパブロフの古典的(レスポンデント)条件づけの説明で、刺激と刺激の対提示による学習である。
  • 5:正しい。スキナーのオペラント条件づけでは、行動の後続結果が強化子として働き行動頻度が増える。

問11権利擁護を支える法制度

法定後見制度の3類型に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 後見・保佐・任意後見の3類型があり、いずれも本人の意思により選択される
  2. 後見・監督・補助の3類型があり、家庭裁判所が一方的に決定する
  3. 後見・保佐・補助の3類型があり、いずれも市町村長が審判を行う
  4. 後見・保佐・補助の3類型のうち、補助のみ本人の同意を要しない
  5. 後見・保佐・補助の3類型のみがあり、判断能力の程度に応じて選択される
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正解:5

法定後見は判断能力の程度に応じ、後見(欠く常況)・保佐(著しく不十分)・補助(不十分)の3類型に分かれる。

  • 1:誤り。任意後見は法定後見とは別の制度であり、法定後見の類型ではない。
  • 2:誤り。3類型は後見・保佐・補助であり、監督は類型名ではない。
  • 3:誤り。審判を行うのは家庭裁判所である。
  • 4:誤り。補助開始の審判にはむしろ本人の同意が必要である。
  • 5:正しい。判断能力の程度により後見・保佐・補助が使い分けられる。

出典の該当箇所:民法第7条・第11条・第15条

問12社会保障

日本の社会保険制度の分類として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 医療保険・年金保険・雇用保険・公的扶助の4つである
  2. 医療保険・年金保険・介護保険の3つのみである
  3. 医療保険・年金保険・介護保険・社会手当・社会福祉の5つである
  4. 医療保険・年金保険・介護保険・雇用保険・労働者災害補償保険の5つのみである
  5. 医療保険・年金保険・介護保険・生活保護・児童手当・公衆衛生の6つの部門である
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正解:4

日本の社会保険は医療・年金・介護・雇用・労災の5種類である。

  • 1:誤り。公的扶助は社会保険ではなく、介護保険と労災保険が抜けている。
  • 2:誤り。雇用保険と労災保険も社会保険に含まれる。
  • 3:誤り。社会手当と社会福祉は社会保険とは別の制度体系である。
  • 4:正しい。医療・年金・介護・雇用・労災の5つが日本の社会保険である。
  • 5:誤り。生活保護は公的扶助、児童手当は社会手当、公衆衛生は別の部門であり、いずれも社会保険ではない。

問13社会学と社会システム

テンニースの社会類型に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. ゲゼルシャフトは、感情的融合による自然発生的な結合を指す
  2. 両概念はデュルケムが機械的連帯・有機的連帯として提唱したものである
  3. 両概念はマートンが逆機能を説明するために提唱したものである
  4. ゲマインシャフトは、本質意志に基づく血縁・地縁などの結合を指す
  5. ゲマインシャフトは、選択意志に基づく利害打算的な結合を指す
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正解:4

テンニースは本質意志によるゲマインシャフトと、選択意志によるゲゼルシャフトを対比した。

  • 1:誤り。感情的融合による自然発生的結合はゲマインシャフトの説明である。
  • 2:誤り。機械的連帯・有機的連帯はデュルケムの概念で、テンニースの類型とは別である。
  • 3:誤り。逆機能はマートンの概念だが、この二類型はテンニースが提唱した。
  • 4:正しい。ゲマインシャフトは本質意志に基づく共同社会で、家族・村落などが典型である。
  • 5:誤り。選択意志に基づく打算的結合はゲゼルシャフトの説明である。

問14社会福祉の原理と政策

イギリスのエリザベス救貧法(1601年)に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 貧困の原因は社会構造にあるとする調査結果に基づいて制定された
  2. 救済の財源は国庫負担のみとされ、地方の税は用いられなかった
  3. 教区を単位として貧民を労働能力の有無等により分類し、救済の方法を分けた
  4. 全国一律の基準で現金給付を行い、労働能力の有無による区別を廃止した
  5. 国民の生存権を明記し、無差別平等の原理を初めて法定した
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正解:3

エリザベス救貧法は教区を実施単位とし、有能貧民・無能力貧民・児童に分類して処遇を分けた。

  • 1:誤り。貧困の社会的要因を明らかにした調査はブースやラウントリーによる19世紀末以降のものである。
  • 2:誤り。財源は各教区が徴収する救貧税であった。
  • 3:正しい。教区単位で救貧税を財源とし、労働能力の有無や年齢により処遇を区分した点が特徴である。
  • 4:誤り。全国的な統一基準による給付ではなく、教区ごとの運用で労働能力による区別が中心であった。
  • 5:誤り。生存権の明記や無差別平等の原理は、20世紀の社会保障や日本の生活保護法に見られる考え方である。

問15社会福祉調査の基礎

量的調査と質的調査に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 量的調査では統計的な検定を行ってはならない
  2. 両者は相容れないため、併用することはできない
  3. 量的調査は数量的データによる一般化、質的調査は意味の深い理解を得意とする
  4. 量的調査は少数事例の深い理解を、質的調査は統計的一般化を得意とする
  5. 質的調査では仮説の生成は行わないことが原則である
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正解:3

量的調査は数量データによる法則性の把握と一般化、質的調査は現象の意味の理解と仮説生成に適する。

  • 1:誤り。統計的検定は量的調査の中心的な手続である。
  • 2:誤り。両者を組み合わせる混合研究法が広く用いられている。
  • 3:正しい。量的調査は一般化、質的調査は意味の理解に強みをもつ。
  • 4:誤り。得意分野の説明が入れ替わっている。
  • 5:誤り。質的調査は仮説生成に適した方法である。

問16福祉サービスの組織と経営

社会福祉法人の組織に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 評議員は理事を兼ねることができる
  2. 社会福祉法人には理事長を置かず、すべての理事の合議によって業務を執行する仕組みである
  3. すべての法人が評議員会・理事会・監事を置き、一定規模以上は会計監査人も置く
  4. 理事会のみを置けばよく、評議員会の設置は不要である
  5. 監事の設置は任意である
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正解:3

2016年の社会福祉法改正により、評議員会が必置の議決機関となり、理事会・監事・(一定規模以上は)会計監査人が置かれる。

  • 1:誤り。評議員は理事・監事・職員を兼ねることができない。
  • 2:誤り。理事のうちから理事長を選定する。
  • 3:正しい。評議員会・理事会・監事が必置で、一定規模以上は会計監査人も必置である。
  • 4:誤り。評議員会は必置の議決機関である。
  • 5:誤り。監事の設置は必置である。

問17貧困に対する支援

生活保護法の基本原理に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 申請保護、基準及び程度、必要即応、世帯単位の4つの原理からなる
  2. 国家責任の原理は生活保護法には規定されていない
  3. 無差別平等の原理は、生活困窮に陥った原因を問うことを求めている
  4. 補足性の原理は、資産や能力の活用を要件としない
  5. 国家責任、無差別平等、最低生活保障、補足性の4つの原理からなる
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正解:5

基本原理は国家責任(第1条)・無差別平等(第2条)・最低生活(第3条)・補足性(第4条)の4つである。

  • 1:誤り。挙げられているのは第7条から第10条の保護の原則である。
  • 2:誤り。第1条が国家責任の原理を定める。
  • 3:誤り。無差別平等の原理は、困窮に至った原因を問わないことを意味する。
  • 4:誤り。補足性の原理は資産・能力その他あらゆるものの活用を要件とする。
  • 5:正しい。第1条から第4条が基本原理を定める。

出典の該当箇所:生活保護法第1条〜第4条

問18障害者福祉

障害者基本法における障害者の定義に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 身体障害者手帳、療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている者に限られる
  2. 身体障害、知的障害又は精神障害があることにより、長期にわたり職業生活に相当の制限を受け、又は職業生活を営むことが著しく困難な者であって、都道府県知事の認定を受けているものをいう
  3. 18歳以上で、就労が困難であると公共職業安定所が認定した者を指すものとされている
  4. 難病に起因する障害がある者は含まれず、別の法律で定義されるものとされている
  5. 身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む)その他の心身の機能の障害がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活等に相当な制限を受ける状態にあるもの
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正解:5

障害者基本法第2条は、心身の機能の障害と社会的障壁により継続的に相当な制限を受ける状態にあるものを障害者と定義する(社会モデルの考え方)。

  • 1:誤り。手帳の有無は定義の要件ではない。
  • 2:誤り。これは障害者雇用促進法の障害者の定義に近い内容であり、障害者基本法の定義ではない。手帳や知事の認定も要件ではない。
  • 3:誤り。年齢や就労可能性による限定はされていない。
  • 4:誤り。難病等に起因する障害も「その他の心身の機能の障害」に含まれる。
  • 5:正しい。障害と社会的障壁の双方により制限を受ける状態にある者と定義され、社会モデルの視点が採られている。

出典の該当箇所:障害者基本法第2条

問19高齢者福祉

老人福祉法に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 老人福祉計画の策定は都道府県のみに求められている
  2. 1963年に制定され、特別養護老人ホーム等の老人福祉施設を規定した
  3. 2000年に制定され、介護保険制度の実施法として位置づけられた
  4. 老人福祉施設に関する規定は置かれていない
  5. やむを得ない事由による措置の規定は削除されている
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正解:2

老人福祉法は1963年に制定され、老人福祉施設や老人居宅生活支援事業、措置の規定を置く。

  • 1:誤り。市町村老人福祉計画と都道府県老人福祉計画の双方が定められている。
  • 2:正しい。1963年制定で、特別養護老人ホーム等の老人福祉施設を規定した。
  • 3:誤り。2000年施行は介護保険法である。
  • 4:誤り。老人デイサービスセンター、特別養護老人ホーム等の規定がある。
  • 5:誤り。虐待事例等で活用されるやむを得ない事由による措置の規定は現在も置かれている。

問20ソーシャルワークの基盤と専門職

バイステックの7原則に含まれるものとして、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 援助者の価値観の提示
  2. 利用者の行動の統制
  3. 支援方針の一方的決定
  4. 意図的な感情表出
  5. 問題の即時解決
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正解:4

バイステックの7原則は、個別化・意図的な感情表出・統制された情緒的関与・受容・非審判的態度・自己決定・秘密保持である。

  • 1:誤り。援助者の価値観を押し付けることは非審判的態度に反する。
  • 2:誤り。行動の統制は7原則に含まれず、自己決定の原則とも相容れない。
  • 3:誤り。一方的な決定は利用者の自己決定の原則に反する。
  • 4:正しい。意図的な感情表出は7原則の一つである。
  • 5:誤り。即時解決は7原則には含まれない。

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