社会福祉士国家試験とは?第39回の日程・申込期間・受験資格・合格率・共通科目免除まとめ
第39回社会福祉士国家試験(令和9年2月7日実施予定)の申込受付期間・受験手数料・受験資格のルート・出題形式と合格基準・第38回の合格率、そして精神保健福祉士として登録している方が使える「共通科目の免除」を、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターと厚生労働省の発表をもとに整理しました。
最終更新:2026年8月3日(試験センター・厚生労働省の公表ページを同日に取得して確認)
1社会福祉士とは
社会福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法(昭和62年法律第30号)にもとづく国家資格です。福祉に関する相談に応じ、助言・指導や、医療・保健その他のサービス関係者との連絡調整を行う「相談援助の専門職」として位置づけられています。地域包括支援センター、社会福祉協議会、病院の医療相談室、行政の福祉窓口、障害福祉サービス事業所、学校(スクールソーシャルワーカー)など、働く場は幅広く、任用の要件になっている職種もあります。
資格を得るには、社会福祉士国家試験に合格し、登録を受ける必要があります。試験は年1回、例年2月上旬の日曜日に筆記試験のみで実施されます(実技試験はありません)。
2第39回(令和8年度)の日程と申込
第39回社会福祉士国家試験の日程は、次のとおり「予定」として公表されています。
| 筆記試験日 | 令和9年2月7日(日曜日)(午前 10時00分〜12時20分=共通科目/午後 14時10分〜15時35分=専門科目) |
|---|---|
| 受験申込受付期間 | 令和8年9月3日(木曜日)〜10月2日(金曜日) |
| 受験手数料 | 社会福祉士のみ受験:24,300円/精神保健福祉士と同時受験:45,020円/共通科目免除で受験:20,460円 |
| 試験地 | 全国24試験地(北海道、青森、岩手、宮城、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、石川、岐阜、愛知、京都、大阪、兵庫、島根、岡山、広島、香川、愛媛、福岡、熊本、鹿児島、沖縄) |
| 合格発表 | 令和9年3月9日(火曜日)試験センターのホームページに合格者の受験番号を掲載/令和9年3月12日(金曜日)結果通知発送 |
出典:社会福祉振興・試験センター「令和8年度 第39回社会福祉士国家試験(予定)」
3受験資格――大きく分けて「学校」と「実務」の組み合わせ
社会福祉士の受験資格は、出身校で修めた科目と、卒業後の相談援助実務・養成施設の修了を組み合わせて決まります。代表的な考え方は次のとおりです。
- 福祉系大学等(4年)で「指定科目」を修めて卒業――卒業(見込み)でそのまま受験できます。
- 福祉系の短期大学等(3年・2年)で指定科目を修めて卒業――卒業後、相談援助の実務経験(3年制は1年、2年制は2年)を積んで受験します。
- 「基礎科目」だけを修めた方――短期養成施設等(6か月以上)を経て受験します。
- 一般の大学・短期大学を卒業した方、社会福祉主事養成機関を修了した方、相談援助の実務経験がある方――一般養成施設等(1年以上)を経て受験します。
受験資格のルートは細かく分かれており、入学年度や実務の内容によって扱いが変わります。ご自身が該当するかどうかは、必ず試験センターの受験資格ページと『受験の手引』でご確認ください。
出典:社会福祉振興・試験センター「社会福祉士国家試験 受験資格(資格取得ルート図)」/同「令和8年度 第39回社会福祉士国家試験(予定)」
4出題形式と合格基準――「6科目群すべてで得点」が関門
筆記試験は19科目・全129問(1問1点)で、五肢択一を基本とする多肢選択形式(マークシート)です。午前に共通科目12科目84問、午後に専門科目7科目45問が出題されます。
合格するには、次の2つを両方満たす必要があります。
- 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点であること
- 1を満たした人のうち、6つの科目群すべてにおいて得点があること(1つでも0点の科目群があると不合格)
6つの科目群と、19科目の内訳
| 科目群 | 含まれる科目 | 出題数の目安 |
|---|---|---|
| [1] | 医学概論/心理学と心理的支援/社会学と社会システム | 18問 |
| [2] | 社会福祉の原理と政策/社会保障/権利擁護を支える法制度 | 24問 |
| [3] | 地域福祉と包括的支援体制/障害者福祉/刑事司法と福祉 | 21問 |
| [4] | ソーシャルワークの基盤と専門職/ソーシャルワークの理論と方法/社会福祉調査の基礎 | 21問 |
| [5] | 高齢者福祉/児童・家庭福祉/貧困に対する支援/保健医療と福祉 | 24問 |
| [6] | ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)/ソーシャルワークの理論と方法(専門)/福祉サービスの組織と経営 | 21問 |
科目群の区分と科目名の出典:社会福祉振興・試験センター「合格基準」/同「試験概要」。「出題数の目安」は試験センターが配分として公表している数字ではなく、直近試験の問題番号の区切りから当サイトが数えたものです(合計129問)。年度により変わる可能性があります。
5共通科目の免除(精神保健福祉士として登録している方)
精神保健福祉士として登録を受けている方は、申請により午前の共通科目12科目が免除されます。免除を受けると、受験するのは午後の専門科目7科目・45問だけになり、合否判定の科目群も2科目群で行われます。受験手数料も20,460円になります。
免除の申請は、受験申し込みの手続きのなかで「科目免除申請の有無」を「有」にすることで行い、精神保健福祉士の登録証(登録番号)が必要です。
- 免除される12科目=医学概論/心理学と心理的支援/社会学と社会システム/社会福祉の原理と政策/社会保障/権利擁護を支える法制度/地域福祉と包括的支援体制/障害者福祉/刑事司法と福祉/ソーシャルワークの基盤と専門職/ソーシャルワークの理論と方法/社会福祉調査の基礎
- 免除を受けない選択もできます(全19科目を受験することも可能です)。
6合格率の目安
直近の第38回(令和8年2月1日実施)の結果は次のとおり公表されています。
| 回 | 試験日 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 第38回 | 令和8年2月1日 | 25,430人 | 15,438人 | 60.7% |
合格率は6割前後ですが、注意したいのは「60%取れば合格」ではないことです。合格基準の1つ目は「総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上」であり、実際の合格基準点は毎年変わります。第38回の合格基準点は129点満点中50点(約38.8%)でした。
7勉強法
以下は一般的に言われている進め方の一例で、必ずこの方法で合格できると保証するものではありません。働きながら受験する方が多い試験ですので、ご自身の生活リズムに合わせて調整してください。
- 苦手科目を「捨てない」――6科目群すべてで得点が必要です。1つの科目群を空白のまま本番を迎えると、他がどれだけ取れていても不合格になります。まずは19科目すべてに一度は触れることが最優先です。
- 出題数の多い科目に時間を厚く配分する――科目により出題数が違います(6問の科目と9問の科目があります)。まんべんなく触れたうえで、出題数の多い科目に学習時間を寄せると効率的だと言われています。
- 法律・制度の「用語」を先に片づける――この試験は法令名・機関名・制度名が非常に多く、読みでつまずくと問題文の意味が取れません。用語と読みを先に潰しておくと、その後の伸びが早くなります。
- 事例問題に慣れる――利用者の状況を読んで、専門職としての適切な対応を選ぶ形式です。知識をそのまま問う問題とは頭の使い方が違うので、別に練習量を確保します。
- 間違えた問題を期間を空けて解き直す――一度で覚えられる方は少数派です。復習の間隔を意識すると定着しやすいとされています。
- 直前期は本番と同じ129問を通しで解く――午前140分・午後85分という時間配分に体を慣らし、毎回「0点の科目群が出ていないか」を確認しましょう。
8問題集アプリ「シャフクトール」
ここまでの内容を踏まえて、スキマ時間にスマホで学習を進めたい方向けに、社会福祉士国家試験対策アプリ「シャフクトール」を開発・運営しています。
- オリジナル問題1,113問(19科目すべて/本試験の出題配分の8倍=模試8回分を重複なく解けます)
- 本試験と同じ129問の本番形式模擬試験(午前140分・午後85分。午前だけ・午後だけの通し練習もできます)
- 6科目群の「0点なし」判定と、科目群別の弱点分析・合格予測メーター
- 共通科目免除に対応――設定で免除を選ぶと、模試も練習も資料も専門科目だけに切り替わります
- 事例問題108問/「正しいものを2つ選びなさい」形式18問/法改正・最新ポイント41問
- 受験資格ルートチェッカー・合格後のキャリアガイド・実務の事故と権利侵害に学ぶ事例集
- ふりがな表示――ワンタップで画面全体の漢字に992語分のふりがなを付けられます
- 買い切り制(¥980・追加課金なし・広告なし)/無料でお試しできる範囲あり
9運営者情報
本サイト・アプリ「シャフクトール」は、個人開発の屋号「アプリ製薬」が制作・運営しています。法人ではなく個人事業として運営しており、政府・厚生労働省・公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係がありません。収録している問題は実際の過去問題ではなく、公的な一次資料をもとに独自に作成したオリジナル問題です。
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出典・参考にした公式発表一覧
- 社会福祉振興・試験センター「令和8年度 第39回社会福祉士国家試験(予定)」(日程・申込期間・受験手数料・試験地・合格発表・共通科目の免除)
- 社会福祉振興・試験センター「合格基準」(合格の2条件・6科目群の区分)
- 社会福祉振興・試験センター「試験概要」(19科目の名称)
- 社会福祉振興・試験センター「受験資格(資格取得ルート図)」
- 社会福祉振興・試験センター「社会福祉士国家試験」トップ
- 厚生労働省「第38回社会福祉士国家試験合格発表」(受験者数・合格者数・合格率)
- e-Gov法令検索「社会福祉士及び介護福祉士法」